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AC/DC(21)
レッド・ツェッペリンの特徴の一つである「ブルースを基調とした骨太でソリッドなロック」の部分を、よりプリミティヴに抽出し徹底させた音楽的特徴はデビュー以来、現在に至るまでタテノリのハードロック、ヘヴィメタルを中心に演奏し続け、時にブルース調の曲を演奏する事もあるが、モーターヘッドと同様に昔も今もあまり変わっていない質実剛健な音楽性が特徴なので、それゆえにほとんどファンも減る事なく、むしろ増やし続けていると思われる。全世界のアルバム総売り上げは2億枚以上である |
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Aerosmith
1970年代に第1次黄金時代を築くが、その代償とも言えるドラッグや人間関係の問題で1980年代前半は低迷。全員が麻薬中毒の治療のために更生施設に入院。これは、落ちても這い上がろうとした彼らの執念の表れとして今も語り継がれている。その後、ロック史にも珍しい復活(1985年)を果たし、商業的には1970年代を上回る第2次黄金期を築いた。日本では、1970年代はキッス、クイーン、チープ・トリックの陰で多少地味な存在であったが、1985年の復活以降は人気バンドとしての地位を確立。 |
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Black Sabbath
ジャズやブルースを基調とし、「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトで作られた音楽性は後のヘヴィ・メタルに多大な影響を与えた。その怪奇的なイメージでたびたび黒魔術や悪魔と結び付けられ、ギターのトニー・アイオミがアメリカン・ツアーの最中、狂信者に楽屋で刃物を突きつけられたという危険なエピソードもある。結成時のヴォーカルはオジー・オズボーンだったが、1979年に脱退。後任としてレインボーのヴォーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオが加入した。 |
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Bon Jovi
1984年、アルバム『Bon Jovi/夜明けのランナウェイ』でデビュー。キーボードを多用したメロディアスな楽曲で、デビュー当初はアメリカよりもむしろ日本で人気を集める(これが日本贔屓になった原因らしい)。『夜明けのランナウェイ』は1985年に麻倉未稀によって日本語カヴァーされ、TBS系ドラマ『乳姉妹』の主題歌に使用された。『Slippery When Wet/ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』が8週に渡り全米1位になり、1987年年間チャート第1位を獲得する。 |
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Cozy Powell(16)
アタック力の強烈なドラミングで、日本では絶大な人気を誇っていた彼だが、98年4月5日に自動車事故で帰らぬ人となってしまった。在籍したバンドはいずれもビッグ・ネームばかりで、第2期ジェッフ・ベック・グループではジェフにジャズ〜クロスオーヴァーへの道を確信させ、ブラックモアズ・レインボウではバンドのスケール・アップに大きく貢献した。全米進出に着手したホワイトスネイク、マイケル・シェンカーの新グループ、クイーン解散後のブライアン・メイのツアー等々、この人の残した功績は計り知れないものがある。 |
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Deep Purple
ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード(特にハモンド・オルガン)/ドラムスという構成で、マイナー・コードと爆音の様なサウンドを使った演奏を繰り広げる、というハード・ロック、もしくはヘヴィ・メタルの定型を作り上げたバンドとして知られている。特に、いわゆる第2期と呼ばれる時期の作品に名作が多く、商業的にも成功した為、一般的に認知度の高い楽曲やフレーズ、ギターリフが多い。 |
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Def Leppard
83年、完全にアメリカ市場を視野に入れたハード&ポップな3rdアルバム『炎のターゲット』をリリース。驚くべきことに全世界で900万枚を越すメガ・セールスを記録した。続く87年発表の『ヒステリア』はギネス級のマンモス・セールス(米国だけで1,100万枚)を挙げ、世界的モンスター・アーティストの仲間入リを果たした。 |
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Gary Moore
演奏スタイルはブルースを母体としているものの、COLOSSEUMU時代に培われたジャズ・フュージョン・クラシカルのフィーリングも加わり、驚異の速さ、正確さを兼ね備えている。影響を受けたギタリスト達のスタイルをそのまま再現できる腕前から“巧すぎるギタリスト”、またマシンガンのようなピッキングによる速弾きから“ギタークレイジー”と形容されていたが、彼のスタイルが遺憾なく発揮されるのはバラードにおける泣きのギターであろう。 |
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Guns N' Roses
バンド名はアクセル・ローズと結成当時のメンバーであるギタリスト、トレイシー・ガンズの姓の組み合わせ、及び彼らの姓を元にした互いの前身バンド名L.A.GUNS、Hollywood Roseに由来する。しかし、トレイシー・ガンズとドラマーのロブ・ガードナーが脱退、代わりにダフが所属しアクセルやイジーとも交友のあったRoad Crewからスラッシュとスティーヴン・アドラーが加入、一般的に認知されている初期ラインナップとなる。 |
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Journey
サンタナ・バンドに参加していたニール・ショーンとグレッグ・ローリーを中心として、1973年にサンフランシスコで結成。数々のプラチナ・ディスクやゴールド・ディスクを獲得し、日本でも人気が高い。特に80年代初頭、ボストンやTOTO、ヴァン・ヘイレンらと並び人気を得た。近年、ハリウッド大通りに手形と名前を刻んだ。スティーヴ・ペリーの独特のハイトーン・ヴォーカルが印象的だが、他のパートも技巧派のメンバーが多く、特にニール・ショーンの流麗なソロはギター・ファンの間でも人気が高い。 |
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Kiss
デビュー当時からメンバー全員が顔面白塗りの奇抜なメイクをしていることで有名だった。特に日本の初期のヘヴィメタルファッションに多大な影響を与えており、キッスがなければ聖飢魔IIや、X JAPAN以降のヴィジュアル系バンドは存在しなかったとも言われる。邦題によく「地獄」と付く事でも有名。当初のバンドのコンセプトは「アメリカ版ビートルズ」であり、楽器の編成も同じ。また、彼らの影響力が強いころに見つけたバンドとしてヴァン・ヘイレンがある。 |
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Led Zeppelin
1960年代中頃、イギリスの若いミュージシャンの間では、本国アメリカでは忘れられていたブルーズがブームとなっていたが、それをさらにドラマティックにした彼らは後の世代にハードロックと言われる音楽を世界中に知らしめた。また彼らの楽曲にはアコースティックナンバーも多く、ブリティッシュ・トラッド、フォークから中近東音楽に渡る幅広い音楽性を持ち、1960年代のビートルズとはまた違った方法論でロックの限界を押し広げた。 |
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Michael Schenker
ドイツのバンド、スコーピオンズに結成時より参加。まもなく英国のバンドUFOに加入。数々の名演を残す。脱退後は自らのバンド、マイケル・シェンカー・グループを結成。ロック・ギターの名手として一時代を築いた。奏法そのものはペンタトニック・スケール主体の極めてオーソドックスなロック奏法(セオリー通りの奏法)の積み重ねで、アイディアや速弾きはあっても、革新的な奏法を開発したわけではないとされる。
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Mr.Big
デイヴィッド・リー・ロスのバンド等で活躍していたビリー・シーンが、エリック・マーティンと出会い、後に、ポール・ギルバートとパット・トーピーが加わり、「MR. BIG」として、1989年に、アルバム『MR. BIG』でデビューする。中期になるとロックでありながらも、より静かな曲やアコースティックな曲、ポップな曲が比重を占めていく。楽器陣全員がコーラスが出来たためライブでも再現される重厚なコーラスワークも人気の理由の一つであった。 |
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Ozzy Osbourne
独特の歌唱法に定評があり、また不気味だがユーモラスなパフォーマンスは多くのファンに熱狂的に支持されており、カリスマ的な存在になっている。1970年2月13日金曜日、自費レコーディングによるアルバム"BLACK SABBATH"(邦題:「黒い安息日」)でデビュー。 1977年に一度脱退するがすぐに復帰。1979年にソロ活動を開始。。ランディ・ローズ在籍時の2作のアルバムはいずれも完成度の高い作品となり、ヘヴィメタルの名盤として語り継がれている。 |
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Queen
1991年にリードヴォーカルのフレディ・マーキュリーが死去してからも、残されたメンバーによる「クイーン」名義での活動は断続的に続いており、正式に解散したことはない。また、ベースのジョン・ディーコンが引退してからも、ギターのブライアン・メイとドラムスのロジャー・テイラーの二人がクイーンの名を受け継ぐ形で活動を展開し、2005年からポール・ロジャースと組み「クイーン+ポール・ロジャース」として活動している。
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Rainbow
タリストとして既に音楽的にも商業的にも世界的な成功を得ていたディープ・パープルのリッチー・ブラックモアが、同バンドから脱退して新たに結成したバンド。その為アルバム・デビュー時は「リッチー・ブラックモアズ・レインボー」(Ritchie Blackmore's Rainbow)と表されたがセカンド・アルバムの頃には評価を受け「レインボー」(Rainbow)というバンド名でパープルの次の色の広がりを期待された。現在もOver the Rainbowで歴史は引き継がれている。 |
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Riot(5)
1975年頃ニューヨーク・ブルックリンでギタリストのマーク・リアリを中心に結成され、1977年にプロデューサー、スティーヴ・ローブ(後にこのバンドのマネージメントも手掛けることになる人物)が主宰していた「Fire Sign」なる個人レーベルから1stアルバム「ROCK CITY」をリリース。このアルバムは翌78年に日本でも「怒りの廃墟」という邦題でリリースされ、特に現在に至るまで彼らの代名詞的と目される楽曲「Warrior」は「幻の叫び」という邦題でシングル・カット |
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Scorpions
本国ドイツはもとより、アルバム『蠍魔宮〜ブラックアウト - Blackout - 』以降、世界的な人気を得、日本では英米のバンドと同等の影響力がある。だが、スコーピオンズ登場前のドイツはロック不毛の地と呼ばれるほど、スター・アーティスト不在の状況であった。スコーピオンズはドイツのミュージック・ビジネスを活性化した原動力であり、HR/HMのカテゴリーを超えたジャーマン・ロックの始祖とも言える存在。
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Thin Lizzy(17)
しばしば「アイルランドの英雄」と形容される。アイリッシュ・ミュージックを取り入れたメロディと、ギブソン・レスポールによるツイン・リードスタイルが特徴(1974年から解散するまでの間、常にレス・ポールのツイン・リードにこだわった)。リーダーのフィル・ライノット没後20年以上が経過した現在でもなお、イギリスやアイルランドでは絶大な支持を得ているバンドのひとつである。 |
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Toto
一般的には、典型的なAORサウンドと評されている。また、商業的な成功と聴きやすいサウンドを有している事から、産業ロック等と表現される事がある。実際に、そういった趣が色濃い曲も数多く、それゆえヒット曲が多いのも事実である。ただし、作品全般を通して聴くと、ハードロックからプログレッシブ・ロック、ジャズ・フュージョンといった、様々なスタイルを内包しており、商業性を優先しているとは言いがたい幅広い音楽性を持っているという意見もある。 |
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Van Halen
「ジャンプ」などのヒット曲で知られる。 また、リーダーで、ギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンは、「ライトハンド奏法」を広く普及させた人物としても有名である。全米で5650万枚、全世界で8000万枚以上のアルバムセールスを記録している。エディのギターの弦はテンションが非常に緩いという。ある時ステージ上で立て掛けてあったギターからフィードバックのようなノイズが出ていることに気付いた誰かが、風で弦がなびいていたのを見たといわれている。 |
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Whitesnake
1977年に活動を開始したイギリスのハードロックバンド。元ディープ・パープルのデヴィッド・カヴァーディル(ヴォーカル)を不動のフロントマンとし、ミュージシャンは彼をサポートをする形をとっている。現在も活動を続けているが、カヴァーディルの嗜好の変遷や、その時のミュージシャンによってスタイルが変化し、音楽的な位置づけもやや判断が難しい部分がある。そして2008年4月には、待望のニューアルバム『GOOD TO BE BAD』がリリースされ、10月来日公演を行った。
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Yngwie J.Malmsteen
「インギー」の愛称で親しまれている(ただ、本人はこの愛称をあまり好く思っていないとされる)。ロック・ギターにクラシック音楽の要素を盛り込み、驚異的な速弾きでギター奏法に大革命をもたらした。マイケル・シェンカーの「神」に対して「王者」と呼ばれる。楽曲の特徴は、古典的なハードロックにハーモニックマイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ(和声的短音階)というスケール(本人が言うところのフリジアンスケール)とアルペジオを主とした高速なギター・ソロが加わる所である。 |
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American
1970年代に於いてもグランド・ファンク・レイルロード、エアロスミス、キッス等、ハードロックに分類される多くのバンドがアメリカからも出ているが、総じてこれらの音楽は単調で深みが足らず、人気があっても一流とは見なされない傾向が存在した。後に続いたボストンやジャーニー、TOTO等はポップで売れることを意識しすぎていたので、ロッキング・オンの渋谷陽一はこれらを「亜流ロック」「産業ロック」などとネガティヴな表現で紹介する事が多かった |
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British・Europe
「ハードロック」の起源とされるのは、1963年にデビューしたヤードバーズや1966年にデビューしたクリーム、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが挙げられる。彼らはブルーズとロックを融合し新しいスタイルを呈示してみせた。特にジミ・ヘンドリックスは大音量でディストーションのかかった音の先駆けとなった。共通するのは歪んだギター、ベースのサウンド(ディストーション・サウンド)と「直情的な音表現」である。後者をより具体的に表現するならチョーキング、アーミングの使用である。 |
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Gram Metal
はロング・ヘアをスプレーで膨らませ(そのため別名ヘア・メタルとも呼ばれる)、濃い化粧を施し、けばけばしい衣装とアクセサリーを身につけた。その出で立ちはグラム・ロックと比較され、レザーや鋲をまとったクラシック・メタルと並ぶ、ヘヴィ・メタルの大きな特徴となった。その分かりやすい特徴のため、ブーム終焉後もヘヴィ・メタルの外見的イメージに大きな影響を与えている。 |
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Girls Rock
女性だけの編成による女性バンドして注目を集めるには、ランナウェイズの登場まで待つ必要があった。彼女たちは初めて商業ベースで成功した女性ロックバンドであり、同時にメンバーが10代後半というガールズバンドであった。 アメリカで唯一全米ナンバーワンを保持している女性バンドはGo-Go's(アルバムチャート)とバングルス(シングルチャート)である。 |
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L.A. Metal
1980年代中頃にアメリカ合衆国の西海岸、特にロサンゼルス(L.A.)を中心に盛んになった、ヘヴィメタルのサブジャンルを指す日本語の表現。モトリー・クルーやラットによって先導された動きであり、ほかにドッケンや、ポイズン、ウォレント、クワイエット・ライオット、W.A.S.P.、ブラック&ブルー (Black 'n Blue)、グレイト・ホワイト、ストライパー、ジェフリア、キール、ラフ・カット、リジー・ボーデンなどが代表的なバンドであった。 |
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Super Guitar(8)
日本でもハードロックはブリティッシュ・ロック勢の人気が圧倒的であった。これは上記アーティストは全てイギリスからデビューしている上、その後も暫く(1980年代に入るまで)はハードロックに於いてはイギリス勢の方が圧倒的に強く印象付けられたからである。1980年代初頭になると、日本ではポップ性とハード性を兼ね備えたボン・ジョヴィのシングル曲「ランナウェイ」が大ヒットし、これを皮切りに、アメリカン・ハードロックが注目されるようになった。 |
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