Eric Clapton エリック・クラプトン/Switerland 2013

今年、プロデビュー50周年ツアーを終えたエリック・クラプトンがつい先月に行なったコンサートの最新音源を4CDで逸早くリリースします！この公演は、スイスのバーゼルで11月13日と14日の2日間に亘り、1,500人のオーディエンスを集めて行なわれた「バロワーズ・セッション」と題された当地でのイベントに出演した際のものです。ディスク3＆4は、コンサート直後の11月18日に地元のFMラジオ局「SRF3」が放送し、その後、当局のオフィシャルサイトにアップロードした音源です。当然オフィシャル級のステレオ・サウンドボード・レコーディングによるものですが、面白いのは、この放送バージョンは、クラプトン自らが両日のベストテイクを選んで構成を指示したものだったということです（いずれの日のテイクかは、曲のクレジットをご覧ください）。初日は2日目に比べて、Knock On WoodとGoodnight Ireneが多く演奏されたのですが、クラプトンは両曲を選んでいません。そして実は、ラジオ局の元音源ではDriftin’の後半にニュースが挿入されてカットされたり、何故かかなりの箇所で単発的なノイズが乗っていました。例えばKey To The Highwayの3:51時点、Laylaの2:08、2:19、3:16時点、Wonderful Tonightの0:58、1:16、2:43、3:12時点、Little Queen Of Spadesの3:26、3:42、4：15時点という具合で頻発していたのですが、当店では細かく検証しながらこれらをすべて丁寧に除去するとともに、消去箇所の違和感も完璧になくしました。その上で、やや過剰だった音域の幅を抑えて分離感を増幅させるマスタリングを施しています。その結果、ギター、ボーカルが鮮明になり、ステレオ分離感が増しました。もちろん当初カットされて放送されたDriftin’も、その後にアップされたノーカットの完全版を収録しています。従って、このサウンドボード・ソースに関しては、本盤が最高最良のバージョンであると断言できます。また、ディスク1&2は、コンサート直後にネットにアップロードされた、完全収録の非常に良好なステレオ・オーディエンスマスターからダイレクトに制作されています。こちらの音質もサウンドボードに比肩するほどのクリアさと迫力、絶妙なサウンドバランスを実現した極上レベルのものです。当店では元マスターの低音域を削ることによりメリハリのあるサウンドに調整しました。両日とも最高のサウンドでご提供できるのは、本盤だけです。何と言っても、この両公演の注目点は、バンドメンバーとセットリストが、50周年ツアーとはがらりと変わったことです。セカンド・ギターはドイル・ブラムホール二世からアンディ・フェアウェザー・ロウに、ベースはウィリー・ウィークスからデイヴ・ブロンズに、ドラムはスティーヴ・ジョーダンからヘンリー・スピネッティに、という具合に、過去にもクラプトンバンドに在籍した経験のあるクラプトン旧知のイギリス人セッションマンが選ばれていました。これを見れば、クラプトンがこのショーをスポット的なものと捉え、調達可能なメンバーで臨んだことが窺がえます。但し、周年ツアーに参加したポール・キャラックはそのまま参加しています。恐らく彼を気に入ったクラプトンが離さなかったのでしょう。そのためセットリストが周年ツアーから大幅に変更されているのも聴きどころです。意図的にクラプトンは今年亡くなったJ.J.ケイルへのトリビュートとして、ケイルのナンバーを5曲もセットインさせています。その他ではブルースと自身のヒット曲という構成で、一見したところ、起用されたメンバーとも符号する形で、クラプトンが毎年恒例で開いている大晦日の故郷でのローカルイベント「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」の趣向に近い気もします。アンディの参加した公演ということで、見方によっては来る2月のジャパンツアーの内容を占うヒントになるかもしれません。放送音源が両日のミックスであるだけに、13日のテイクはサウンドボードとオーディエンスの両方で楽しめますし、14日のテイクは13日の同曲のオーディエンス・ソースとの聴き比べが可能です。クラプトンがなぜ同曲の14日のテイクの方を放送に採用したのか、検証してみるのも一興でしょう。聴きどころは全編ですが、中でもアンディの歌うGin Houseにおけるソロでは、近年聴くことのできなかった超絶弾きまくりが炸裂しています。これは是非聴いていただきたいところです。いろいろな意味合いがこもったクラプトンの最新音源。 Disc 1 (59:40) 1. Introduction 2. Don't Go To Strangers 3. Knock On Wood 4. Key To The Highway 5. Hoochie Coochie Man 6. Got My Mojo Working 7. Since You Said Goodbye 8. After Midnight 9. Call Me The Breeze 10. Gin House 11. How Long 12. Driftin' Blues Disc 2(54:27) 1. Nobody Knows You When You're Down And Out 2. Goodnight Irene 3. Layla 4. Pretending 5. Wonderful Tonight 6. Crossroads 7. Little Queen Of Spades 8. Cocaine 9. High Time We Went Disc 3 (54:11) 1. Introduction 2. Don't Go To Strangers (14th Nov.) 3. Key to the Highway (13th Nov.) 4. I'm Your Hoochie Coochie Man (14th Nov.) 5. Got My Mojo Workin' (13th Nov.) 6. Since You Said Goodbye (14th Nov.) 7. After Midnight (13th Nov.) 8. Call Me The Breeze (13th Nov.) 9. Gin House (14th Nov.) 10. How Long (14th Nov.) 11. Driftin' Blues (14th Nov.) Disc 4 (46:51) 1. Nobody Knows You When You're Down And Out (14th Nov.) 2. Layla (13th Nov.) 3. Pretending (13th Nov.) 4. Wonderful Tonight (13th Nov.) 5. Crossroads (14th Nov.) 6. Queen Of Spades (13th Nov.) 7. Cocaine (14th Nov.) 8. High Time We Went (14th Nov.) STEREO SOUNDBOARD RECORDING Live at Event Halle Messe Basel, Basel. Switzerland 13th November 2013 Eric Clapton - Guitar, Vocals Andy Fairweather Low - Guitar, Vocals Chris Stainton - Keyboards Paul Carrack - Keyboards, Vocals Dave Bronze - Bass Henry Spinetti - Drums Michelle John - Backing Vocals Sharon White - Backing Vocals

商品名	Eric Clapton エリック・クラプトン/Switerland 2013
販売価格	2,480円
ランク	☆☆☆☆
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